2017年 03月 05日

CHANGE THE METHOD #4 ~ビオゴン危機一髪 Leica 6bit code 編~

はい、今日の記事のタイトル見てクスっと笑った人は、結構年いってる人だと思います。「燃えよビオゴン」にしようかと思ったけれど、あまりにベタなのでやめたことは内緒です(笑)

さて、本題に戻ります。おさらいですが、
①宮崎改造Biogonのマウント部は黒色。
②白のペイントマーカーでコーディングしたが、6bit認識せず
③下地を白にした上に黒のペイントマーカーでコーディングしたが、6bit認識せず
が前回までにお伝えした内容でした。
今回は、その続きのお話です。




次に考えたのが、白テプラ。いったん塗った白・黒のペイントマーカーを綺麗に落とし、白ポイントの位置に白いテプラを貼ってみました。しかし、これもダメ。それならばと上記の②、③と同じ考え方で白テプラ下地の上に黒テプラを貼る方法を試しましたがダメ。黒テプラではなく黒のペイントマーカーを塗ってもダメ。ポイント位置は合っているはずなのに全く認識しません。いやいや、八方塞がりになってしまいました。

どうしてダメなのか、理由を考えてみました。1つだけ思い当たるフシがありました。
d0262570_13180115.jpg
実は宮崎改造レンズをボディに装着した時、少しだけボディ側のセンサー部が露出する部分があるんです。つまりセンサー部を完全には覆いきれていない状況です。この部分が影響しているのだとしたら・・・・このためレンズ側の6bitコードが正しく認識できないのだとしたら・・・・。そうなると6bitの位置だとか、塗料の種類だとか、テプラだとかの問題ではなく、マウントの構造という問題になってしまいます。
宮崎さんにMマウントからLマウントへの再改造を頼もうか、はたまたボディ側センサー部が完全に隠れるような加工を自分で施そうか・・・・色々悩みました。もうそんな気力は残っておらず、いったんは宮崎レンズの6bit改造は断念しました。

しかし、よくよく考えてみると、ではなぜ6bit部分に「ここにマーキングしてくださいね」と言わんばかりの窪みがあるのか、納得いきません。もしかしたら僕が試していないまだ何か別の方法があるのかもしれない・・・・。

前回記事にも書きましたが、おそらく宮崎改造のBiogonにはRAYQUALのMLリングが使われているはず。まずはそれを確認しようとRAYQUALのホームページを見てみました。と、そこには衝撃の事実が!
d0262570_12203928.jpg
黒のMLリングです。6bitの位置だけシルバー(素地が露出?)になっています。な・る・ほ・ど!
今まで僕が疑似6bitを付してきたレンズたちは、すべて素地がシルバーでした。そして、素地がシルバーの場合、黒のみペイントすれば白のペイントは不要でした。シルバーを白と認識しているわけですよね。

だとしたら、宮崎Biogonマウントの6bit部分もシルバーの素地を出し、その上に今までと同じように黒のペイントマーカーを使ってコーディングすれば・・・・。少しだけ光が見えてきました。

早速、電動工具「ミニルーター」を使って6bit範囲の黒塗装を剥がしシルバーの素地を露出させてみました。塗装の剥離に当たっては、細かい塗装カスがレンズ内に入り込まないよう、十分にマスキングを施します。工程を終え黒のペイントマーカーを塗布した状況がこちら(もうこの頃にはだいぶ疲れ果てていて、剥離もコーディングもかなり雑(笑)になっています)。
d0262570_14025062.jpg
これをおそるおそるボディに装着してみると・・・・よっしゃ、認識しました! いやぁ、まさにビオゴン危機一髪です(笑)
理由さえわかれば後は楽ちん。Biogon21mm、Planar45mmも同じ処理方法で6bit化に成功しました。

これで私の手持ちの非6bitレンズの全てが、レンズ装着と同時に自動認識されるようになりました。ふー、長い道のりでした。

・・・・・・・

さて、4回に分け、いつもとは趣向を変えた記事をUPしてきましたが、いかがだったでしょうか。
今は本当に便利な時代で、どこかで誰かが色々な悩み事を色々な形で解決していて、それがWEB上に公開されています。僕も日頃からたくさんその恩恵を受けているわけで、たまには貰ってばかりではなく誰かの役に立てればと、そんな思いで記事を書いてきました。

次回からは通常営業に戻りまーす。

[PR]

by photonine | 2017-03-05 12:41 | 写真に関するエトセトラ | Comments(0)
<< 積もる雪と古都の物語 ~金沢・... CHANGE THE METH... >>