2017年 12月 16日

いつかろうそくの灯らない誕生日が

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古い写真。最近忙しすぎて写真を撮る時間が持てません。

これは浅草での1枚だったと思います。カメラはCanon DEMI EE-17。最近使っていないなぁ。
フィルムはたしか・・・・NEOPAN SSだったと思います。




話は変わりますが、最近僕の周りの喫煙者の間で「紙巻きタバコ」からiQOS(アイコス)などの「加熱式タバコ」に切り替える人が増えてきました。
例えばこのアイコス。喫煙者の口から吐き出される煙は水蒸気であり、紙巻きタバコのような副流煙は発生しません。「タバコを吸う行為自体が許せない」というようなパラノイアタイプの嫌煙家の人達を別にすれば、喫煙者と嫌煙家の共存も可能。実際、禁煙とされる飲食店、ホテルやその他禁煙スペースでもアイコスならばOKというケースが増えているそうです。加熱式タバコは紙巻きタバコに比べタール量も9割以上カットされており喫煙者の身体にも優しいということなので今後ますます加熱式タバコに移行していく人が増えていくのではないかと思っています。

ところで、最近、火を手にしたことはありますか。いきなり唐突に何を言い出すんだ、と思われるかもしれないけれど、僕らが日常の中で火あるいは炎を手に取る機会は驚くほど少なくなっているように思います。僕自身は経験したことはないけれど、例えば僕の祖父母世代の人たちが生きてきた時代には、火はいつも身近にありました。竈(かまど)でお米を炊いたり、薪でお風呂を焚いたり、七輪でさんまを焼いたり、ストーブで暖をとったり・・・・。現代では、喫煙者でもなければライターを持つということもないでしょうから、日常の中で火をみる機会はせいぜいガスコンロを使う時くらいに限定されるのではないでしょうか。ガスコンロだってIHクッキングヒーターが今後ますます普及していけば、どうなるかなんてわかりませんよね。

いわゆる100円ライターが当たり前のように100円という安価でどこでも手軽に入手できるのは、紙巻きタバコ喫煙者の需要があるからだという見方もできると思います。しかし、前記したとおり紙巻きタバコ離れが進めば状況は変わるかもしれません。僕らはカメラの主流がフィルムからデジタルに移行し、フィルム需要が激減したことで何が起きたかを知っています。メーカーは採算の取れないフィルムの生産を大幅縮小し、その結果、価格は馬鹿みたいに高騰しました。勿論、入手だって簡単にはできない状況になっています。

もし数年、あるいは数十年後、100円ライターが1,000円ライターになってしまったらどうしますか? コンビニで気軽に買うことはできず、WEBサイトを通じて専門店からしか購入できないなんてことになったらどうしますか?
「別にライター無くても、日常生活困らないじゃん」・・・・そうかもしれません。そう考えたとき、ふと思い出しました。誕生日のケーキに立てるロウソクの火はどうしたらいいだろうと。毎年使いまわしが効くLEDロウソクなんていうが出来たりするのでしょうか。でも、ふぅーっと炎を消すあの儀式はできないですよね。なんだか味気ないです。

ちょっと飛躍しすぎたかもしれないけれど、久しぶりに昔撮ったフイルム写真を見ていたら、そんな脈略のない考えが頭の中に浮かんできました。UPした写真とは何にも関係ないけれど、たまにはこういうのもまあいいかと(笑) 自分のお気に入りのライターを傍らに置きながら、文章をつらつらと書いている師走の午後でした。


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by photonine | 2017-12-16 16:39 | Monochrome | Comments(4)
Commented by pothoslime at 2017-12-16 22:43
ご意見めっちゃご尤もです^^
私も同感!仰るとおりです。
Commented by photonine at 2017-12-17 00:14
>pothoslimeさん

あはは、ありがとうございます。ちょっと今日は語り過ぎてしまったかと反省していたところでした。
ご同意いただいて、なんだか照れておりますwww
Commented by kagura-x at 2017-12-23 22:20
まったく同感です。
マッチも見なくなりました。
子供はマッチを知りません。
100円ライターも需要が少なくなればとんでもない値段になるかもしれませんね。
「風が吹けば桶屋が儲かる」ではありませんが、今からライター買いだめしときます?
Commented by photonine at 2017-12-25 01:32
>さくらさん

こんばんは。お返事遅れて申し訳ありませんでした。
そうですね、最近マッチも見かけませんね。風情があっていいんですけれどね、マッチ。
火の使用は、人類最大の発明とも言われているのに、文化が進んで、せっかく手に入れたその大切な火を手放すというのはなんだか皮肉なものですよね。

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