カテゴリ:Color & Monochrome( 3 )


2016年 12月 31日

飛んでゆけ

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昨年の大晦日に選んだ写真はベーゴマ。で、今年の最後の1枚はしゃぼん玉。不思議な巡り合わせですね。別に意図した訳ではないのですが、やっぱり懐古的なものには無条件に心魅かれます。そして女性の笑顔にも(笑)
なかなか面と向かって人物(特に女性)を撮るという行為は普通のシチュエーションでは憚られるものですが、こちらの女性(カップルさんでした)には快く写真を撮らせて頂きました。去年も今年もこういう良い場面に出逢えたことに感謝です。

2014年に引き続き、1日1枚のUPを自分に課した12月。実は前回ほど苦に感じることはありませんでした。むしろ結構楽しんでいたかも。自分でも意外と言えば意外です。そして今回は過去の在庫を持ち出すこと無く、3台のLeicaで撮影した写真31枚でまとめることが出来ました。でもこのスタイル、2ヶ月は続けられないです(笑) そんな訳で年明け1月からは通常営業に戻ります。
来年は来年で、僕なりに何か新しいことにチャレンジ出来ればと漠然と考えています。まあ気まぐれだからどうなるかは・・・・ですけれどね(笑)

こんなテキトーな私並びに当Blogを、今年もご愛顧くださいまして、誠にありがとうございました。良いお年をお迎えくださいませ。皆様にとって、来年が素晴らしい1年になりますように。

NINE

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by photonine | 2016-12-31 00:01 | Color & Monochrome | Comments(2)
2015年 05月 09日

Elmar-C 90mm F4の真価

ご無沙汰しています。

忙しかった4月を終え、さあ写真撮るぞ、BlogもUPするぞ・・・・とウキウキ気分で迎えたGW。
突入と同時に風邪をこじらせてしまい、ずぅーーーーーーーーーーーーと、病床に臥しておりました(涙目)。
久しぶりに体温計の数字が40℃を超えるのを見ました。なんスか、40℃って? 少しぬるめの風呂ですか?(笑) いやぁ、辛かったです。うなされ、うわごとを言う、というのを初体験しました。

そんなわけで、写真、全然撮れておりません。本当は新しく購入したElmar-C 90mmを使ってバシバシ写真撮って、じゃんじゃんBlogにUPしたかったのですが、あえなく、お・あ・ず・け、となってしまいました。とほほ。

で、今日は、前回もUPしました試し撮りの中から数枚見繕って、少しこのレンズの個人的な所感などをつらつらと綴ってみたいと思います。レポ的な記事に興味の無い方はテキストすっ飛ばして、写真だけお楽しみいただければと思います。

・・・・・・・

まず使ってみて最初に驚いたのは、色の鮮やかさ、コントラストの高さでした。
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<開放での描写。LightroomでRAW、ストレート現像。>

前記したとおり、試し撮りの作例なので、今回UPする写真それぞれに面白みは全くありません。また、若干ピントや露出に難のある写真もありますが、ご了承の程を(笑) ちなみに撮影条件ですが、うす曇り、時間としては正午過ぎくらいの撮影でした。

このレンズ、購入前にネットで色々調べた際には「開放でのコントラストが低い」といった意見も見かけたのですが、やっぱり自分で使ってみないとわからないものです。撮影条件や、母艦(つまりカメラ本体)で幾分は変わるのだろうけれど、コントラストが低いっていうのはちょっと違うかな、と・・・・。

特に赤は強烈です。これ見てて思ったのですが、マップカメラのHP内のある「Kasyapa for Leica」というページのSummicron 35mm/f2.0 3rdの作例に少しイメージが近いように感じました。順番から言えばElmar-C 90mmの生産が終了した後、Summicron 35mmの3rdは発売されていますが、当時のLeicaにはコントラストとか彩度が高いレンズを設計するベクトルと言うものがあったのかもしれない・・・・と勝手に思いをはせてしまいました。

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<開放での描写。LightroomでRAW、ストレート現像。トリミングあり>

こちらは人物を交えた1枚です。ちなみに女性が手に持っているチューリップは、彼女が茎を折ったのではなく、折れて落ちていた花を花壇に戻そうとしているところです。
こちらもコントラストは高いですね。フレームの中にがっつり正面から顔が写ってしまっている日本人男性がいたので一部トリミングをしましたが、他は手を加えていません。
※日本人男性はトリミングするのに、外国人女性はしっかり顔が写っていてもOK?・・・・と言う点については、このあと女性達からにっこり笑顔で微笑まれたので、OKと判断しています。これ、大事(笑) 外国人の方は寛容ですよねー。

お次はモノクロ変換した画像を。

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<開放・最短焦点距離での描写。LightroomでRAW、モノクロ化。カラーバランス調整あり>

ホント、つまらない写真でスミマセン。
ボケについては、まあ標準的な、といったところだと思います。特別汚くも、特別綺麗でもなく、またグルグルボケでもありません。こうしてみると少し線が太いレンズのようにも思えます(感覚的で曖昧な表現で申し訳ないです・・・・笑)

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<F5.6での描写。LightroomでRAW、モノクロ化。カラーバランス、露出の微修正あり>

続いて開放以外の描写。
開放以外の描写も、かなりシャープで、すっきりした印象。ピントも問題ないように思います。

そうそう、ピントといえば『このレンズ、M型Leicaで使えるの?』って言うのが購入にあたっての最大のポイントでした。

以前の記事にも書いたとおり、このレンズはライカCL用のレンズで、通常のM型Leicaのレンズとは異なる「傾斜カム」を採用しています。それゆえM型Leicaでピントがあう個体とあわない固体があるというのが定説です。
しかし、では何故あう個体とあわない個体があるのか、その違いは何なのか、については、僕が調べた限りでは全く不明でした。ここから先は僕の勝手な推論なのですが、「ピントがあう個体とあわない固体がある」というのはちょっと大袈裟なのではないか、と。もし、ちゃんとした理由があって、それを知っている方がいらっしゃったら是非ご教示ください。

傾斜カムの傾斜が磨耗して微妙にピントが合わない、なんて事は実際可能性としてあると思います。しかし、ライカCL用であれライカ用であれ、傾斜で調整するか水平の押し引きで調整するかの方式が違うだけで、システムは同じです。劣化による理由以外には傾斜カムだからピントが合わない・・・・なんて理由が想像出来ません。

例えば、カメラ本体側に問題があったのではないか、もしくは別の問題によりピントの合わないレンズだったのではないか、はたまたCL用レンズに対する偏見からこうした噂が広がったのでは・・・・と、色々考えてしまいます。カムの形式に違いがある以上、購入にあたって試写は必須ではあるとは思いますが、世間で言われているほど、高い確率でピントの合わない固体があるわけではないように私は思います。

さて、話を戻しましょう。

実はこのレンズ、前出のマップカメラさんで難有品として販売されていたものです。お値段は2万円台。マップのポイントが1万数千円分たまっていたので、実際には1万円台で入手しました。本当にうっすらとクモリがある程度で、試写の印象では撮影に大きく影響を及ぼさないだろうと思えました。で、購入。まあ、最悪影響があったらプロにクリーニングに出すか、磨いてもらうということも視野に入れつつでしたが。

同じ難有品で、ほぼ同じ価格帯の沈胴Elmar 90mmは酷い状態でした。前玉がキズで真っ白(笑) 試写せずともまともな写真が撮れないことが明白な品で、今回購入したElmar-Cとは同じ難有品でも雲泥の差がありました。程度の良い沈胴も試したけれど、個人的な好みとしてはElmar-Cの方が上でした。
また、トリプレット(こちらも試写しました 笑)については一目でシャープな写りではあったのですが、Elmar-Cとの価格差ほどの違いは私には感じられませんでした。で、結局初志貫徹。こんなものですね。

・・・・・・・

今日はかなり長くなりました。もし同じレンズの購入を検討している方がいるのなら、参考になれば幸いです。
私も90mmは初めてなので、早く使いこなせるよう、しばらくは練習していかなきゃ、と思っています(笑)
あっ、前回の記事に応えて頂いたsyaraku-syaさん、NeoNさん、本当にありがとうございました。
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by photonine | 2015-05-09 17:55 | Color & Monochrome | Comments(10)
2013年 08月 05日

Summar 5cm f2 の実力

「ぶらり おっさん3人旅」に持っていったレンズは「Summar 5cm f2」と「NOKTON 35mm F1.4 SC」。いずれも僕がLeicaでよく使っているレンズです。前にも触れたかも知れませんが、Summarの方はいわゆる「山崎ズマール」と呼ばれているもので、「山崎光学写真レンズ研究所」の山崎和夫さんに磨いてもらっているものです。

この2本のレンズ、当Blogのアクセス解析(キーワード別)でも常に上位のキーワードになっています。現行の純正レンズに比べるとかなり安価に入手出来るけれど、果たしてその性能は?・・・・そんな興味を持っている人が多いのかもしれません。

カメラやレンズのレビューはこのBlogの本旨ではないけれど、今回は特別に「Summar 5cm f2」を取り上げてみたいと思います。あくまで極個人的な雑感程度に受け止めて頂き、参考にしてもらえれば嬉しいです。

・・・・・・・

ひとことで言うと「Summar 5cm f2」というレンズは2つの顔を持つレンズです。開放での描写とF4以降まで絞って使った時の描写で性格が豹変します。これは各所で語られているとおり。

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<開放での描写。LightroomでRAW、ストレート現像。モノクロ化。長谷寺にて>

開放でのボケは遠景ではさほど目立ちませんが、近接ではいわゆるグルグルボケで、これを「味」と見るか「暴れ」と見るかで評価は変わってくると思います。近接でのまろやかなボケを好む人から見ると、全く評価に値しないレンズ、となってしまうかもしれません。上の写真はモノクロ化しているので多少ボケの暴れは目立たなくなっていますが、お世辞にも「まろやか」なボケとは言えないですよね。



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<約F5での描写。LightroomでRAW現像、黒レベルのみ補正。モノクロ化。鎌倉文学館にて>

一方、F4.5を越えた辺りからは描写ががらりと変わります。現行のアスフェリカルレンズなどと比べると勿論描写は甘めなのですが、それでも中々のきりっとした画になります。開放近接でグルグルボケ、ちょっと絞ってキリっていう性格は「Summarit 5cm f1.5」やシネレンズの「Cooke Kinic 1inch f1.5」と良く似ています。いずれも僕の好きなレンズなので、こういう傾向が僕の好みなのかもしれません。
オールドレンズの柔らかさを損なわないよう、コントラストは弄っていませんが、その代わり黒レベルを少し調節して写真に締まりを持たせてみました。

色については、カラーフィルムを意識して製造されたレンズではないため、デジタルMを使った場合でもフィルムMを使った場合でもカラーでは多少転びがあります。これは仕方ないですね。少し条件が悪くなると色合わせはとてもシビアになります。撮影時または撮影後にホワイトバランス(WB)を調整する必要が生じます。基本的にはモノクロを前提に使ってあげたいレンズですね。ただし、良条件下での撮影ではさほど色の転びも気にはなりません。

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<開放での描写。LightroomでRAW、ストレート現像。AMALFI Della Sera (七里ヶ浜)にて>

こうしたシチュエーションでのボケは幾分まろやかになります。屋内ですが、自然光が入りこんでいるのでWBもオートでOK。陶器の質感、立体感・・・・なかなか良いと思いませんか?
これがSummar 5cm f2の本当の実力なのだと思います。広く知られているところですが、Summarの前玉にはとても柔らかいガラス素材が使われており、大抵の固体は拭きキズだらけ。それが故でボケ玉と評価されてきました(研磨前の僕のレンズもそうでした)。
レンズの研磨に否定的なマエストロ達もたくさんいらっしゃいますが、キズだらけのオリジナルにこだわるよりは、研磨してクリアにするほうが僕は絶対良いと思います。もしオリジナルの状態でキズのない固体があれば、勿論研磨はしないですけれどね。

・・・・・・・

当Blogとしては、異例に長文の記事になってしまいましたが、いかがだったでしょうか。かなり疲れますねー(笑) 
なかなか平日に時間がとれないので日曜日に執筆しています(予約投稿です)。時々ならこういうのも良いかも。ただし興味のない人には全くつまらない記事になってしまいそうですが・・・・(汗)

次回からは通常営業に戻ります。「ぶらり おっさん3人旅」もいよいよ佳境に。引き続きお楽しみくださいませ。
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by photonine | 2013-08-05 00:00 | Color & Monochrome | Comments(2)