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2018年 02月 24日

古い日記

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New Year Partyで撮ったモデルさんのポートレート。
いやぁ、モデルさんを撮影するのって緊張しますね。気の利いた言葉を投げかけて気持ちを和らげて・・・・、なんて簡単にできるんじゃない?って思っていたけれど、いざその場になるとなかなか言葉が出てこない。2,3枚撮らせてもらって「ありがとう」っていうのが精一杯。何という体たらく(笑)初めてのモデルさん撮影は完敗でした。

で写真の方は、古い日記に挟んであった昔の恋人の写真・・・・てなイメージの仕上げ。これはこれでお気に入り。



# by photonine | 2018-02-24 13:03 | Monochrome | Comments(2)
2018年 02月 19日

New Year Party 2018へ

Leica Storeでカメラやレンズを購入すると、こういうPartyにお声がかかる、ということはなんとなく知ってはいたのですが、今回「New Year Party 2018」に初めて参加してきました。参加・・・・とは言っても、1月末のことなので少し前の話になるのですが、今日はそのレポを。
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Summilux 50mm/f1.4 ASPH ISO6400

Partyとか言われても、ドレスコードは?とか、飲食のシステムはどうなってんの?とか、いろいろわからないことだらけ。WEBで過去のPartyの様子を下調べしてみると、うん、案外みんな気楽な感じで参加しているようです。年代層も広い感じ。だったら僕も、と当日は気取らずノータイのオトナ・カジュアルで参戦しました。
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Summilux 50mm/f1.4 ASPH ISO1600

勿論、お酒も軽食も主催者側の振る舞いで。会場は都内のスタジオだったからケータリングだと思うのですが、どれも美味しく頂きました。カメラ持つときはあまりお酒は飲まないようにしているのですが、この日シャンパンをぐいぐい飲んでしまったのはココだけの話です(笑)
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Summilux 50mm/f1.4 ASPH ISO3200
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Summilux 50mm/f1.4 ASPH ISO400

Party Roomと違う部屋では、Leica SL SYSTEMやThambar M f2.2/90mmのタッチ&トライイベントなども行われていました。どちらも僕には贅沢すぎてお付き合い程度の参加にしときましたが、こういうのも楽しいですね。プロのモデルさんを撮影させてもらったのは初めてです。また、別の部屋ではアコースティックライブなども行われ、こちらも楽しく撮影させてもらいました。
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Summilux 50mm/f1.4 ASPH ISO1600

年末年始は入院前のM9-Pでの最後の撮影を楽しんでいたので、実はM10を使ったのはこの日が初めて。AWBがこんなにもまともになったことと高感度撮影の幅が広がったことにびっくりさせられました。ISO6400って・・・・(笑) WBだって今回の写真、全部そのままなんですよ。これならJPEGでもイイかなって。

次にいつお誘いがかかるかわかりませんが、また声がかかれば行ってみたいと思います、Party。意外と人見知りなので自分から見ず知らずの人とコミュニケーションをとるというのは苦手なのですが、それなりにこういう場は好きなんですよ、本当は。



# by photonine | 2018-02-19 00:00 | Color & Monochrome | Comments(2)
2018年 02月 17日

Leica M10を・・・・

Leica M10を・・・・_d0262570_14560132.jpg
これまでM3、M6、M9-Pと、3の倍数を名前に冠するM型Leicaを使ってきたワタクシ。今回初めて、3の倍数ではない機種、M10を購入しました。LeicaのCMOSセンサー機を使うのは初めてです。

もしLeicaがずっとCCDセンサーにこだわり続け、ライブビューとは無縁のカメラであり続けたとしても、僕は特に不平を言わず、そのままLeicaを使い続けたと思います。そして相変わらずブライトフレームを覗いて二重像を合わせ、写真を撮り続けたことでしょう。むしろ昔の自分はLeicaにそういう方向性を期待していました。

Leica M3はデジタルの夢を見るのか? (2014年 12月 31日の記事より)

考えてみればM type240が発売された時、もうCCDに逆戻りしないことは容易に想像できたし、CMOSセンサーへの移行は避けがたい時代の流れであることも理解していました。しかし、だからこそ2014年の大晦日に、僕はその時の気持ちを記事に残しました。

レンジファインダー機としての伝統を保持しながら、新たにライブビューという機能が付加されたM type240。そしてその後継機として発表されたM10。せっかくだから使える機能は最大限に全部遊び倒すつもりです。個人的にはこれまでレンジファインダーで使えなかった距離計非連動のエルマー3.5cmがライブビューで復活する等、楽しみが広がった部分もあります。今後はマウントアダプターを介した他社レンズ、例えばFDレンズやリケノンなんかも使っていこうと画策中。このBlogでもちょこちょこと紹介できればと思っていますので、ご期待ください。

ちなみに本日の写真はM9-Pとsummar 5cmで。
そうそう、センサー交換+オーバーホールに出していたM9-Pの修理も完了したようで、近々受け取りに行く予定です。前にも書いたけれど、M9-Pというカメラは僕にとって特別な存在のカメラですからね。M10を手に入れたからといって手離すということはありません。痛い出費のはずなのに修理が上がってなんだか心はウキウキ。病気ですねwww



# by photonine | 2018-02-17 06:00 | Monochrome | Comments(2)
2018年 01月 28日

唯一無二

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たとえば一杯700円のラーメンが有名店の高価なコース料理を凌駕することだってあると思います。
好きなもの、大事なものの価値観は値段では測れません。

僕にとって「Abrahamsson Classic Softrelease」は、Leica Mシリーズのソフトレリーズ(カメラのシャッターボタンに取付けてシャッターフィーリングを変えることができるアクセサリー)としては唯一無二の存在です。
画像ではわかりづらいかもしれないけれど、シルバー・ブラックともLeicaボディの色、質感とよく馴染み、そしてとても控えめ。実はこういうレリーズボタンは探してもなかなか見つかりません。サイズ感もとても自然で小さすぎず大きすぎず。取り付けると、まるで最初からそこにあったような佇まいになるのです。

M6(僕の1st Leica)に着けるレリーズボタンを探しているとき、僕はこのソフトレリーズに巡り合いました。以前はオリエンタルホビーで「 One-Off Industrial Designs」というブランド名で取扱いがあったのだけれど、M9-Pにも・・・・と思った時にはもう既に国内で販売しているお店を見つけることが出来ませんでした。以降、僕はバンクーバーと直接メールでやり取りをして購入しています。数千円のパーツだけれど唯一無二のものだから妥協はできないのです。

昨年末、Tuulikkiさん(作者だ)と久しぶりにやり取りをして、幾つかソフトレリーズを買い足しました(新しいカメラのためのものと、万が一落として無くしてしまったりした時のためのストック分)。相変わらず彼とのやり取りは楽しいし、ソフトレリーズはいつもと変わらずシンプルで美しいです。どうして国内で取り扱いをする店が無いのかとっても不思議。

全然話は変わりますが、画像上部に写っているのは小布施堂の「くりあんケーキ」。今日の僕のおめざです。とっても美味。こちらも超絶おすすめ(笑)



# by photonine | 2018-01-28 11:12 | Color | Comments(0)
2018年 01月 21日

M9-P、病に伏せる

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SONYタイマーなる言葉をご存知でしょうか。「ソニー製品はメーカー保証期間終了直後になぜか故障が頻発する。実は高い技術力を駆使し、決まった時期(つまりちょうど保証期間終了直後)に故障が起こるよう製品寿命をコントロールしているんじゃないか?」という噂から端を発した都市伝説です。
勿論、実際にはそんなことはないと思うのですが「故障があと少し早ければ保証期間内だったのにぃ・・・・」なんて苦い経験をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。

2017年は僕の周りから色々なものが立ち去り、あるいは立ち去ろうとした年でした。それらの中にはポジティブに捉えられる別離(例えば、部下が自分の夢に向かって新しい世界に羽ばたいていった等)も含まれているのですが、押し並べて言えば概ね僕にとっては痛手と言える出来事が多かったです。特に家電製品や電子製品の頻繁な故障には辟易させられました。このBlogでも触れたとおり画像データを一括して保存していた大事な大事な外付けハードディスクがクラッシュしたり、洗濯機、冷蔵庫、ルンバ(みなさんご存知のお掃除ロボットです)、お気に入りのトースター等々が次々に故障しました。
自分にとって不可欠なものやお気に入りのものが失われるというのは、本当に精神的ダメージが大きいです。電化製品以外にもお気に入りの靴の革を自分の不注意から裂いてしまったり、もう2度と手に入れられないような貴重な洋服のボタンをどこかに落としてしまったり(知らぬ間に糸がほつれていた)なんてこともありました。日頃から自分が注意していれば回避できたことだろ、なんて見方もできますが、でもそんなに立て続けに色々なことが起こらなくてもいいじゃないかと思えるくらい、こうした状況が続きました。正直不気味に思えるくらいに。だからね、11月にLeica銀座店にM9-Pのセンサークリーニングをお願いしに行った時も、嫌な予感はしていたんです。おそらくそうなんだろうな、と。

11月の山梨旅行の写真を整理しているとき、ある事に気が付きました。開放付近では気が付かないレベルなのですが、少し絞り込んだ写真には同じ場所にごみのような影が写っているんです。レンズにごみが付着していたことが理由ではないことは容易に想像できました。だって異なるレンズで同じ場所にその影は写っていたから。「そういえばしばらくセンサークリーニング出していないな」なんて最初は悠長に考えていたのですが、しばらくして「まさか・・・・」と思い始めました。そのまさかとはM9及びM9-Pのセンサー剥離問題です。

Leica M9系をお使いでない方には何のことやらチンプンカンプンだと思いますが、もうずいぶん前からM9系にはCCDセンサーのコーティング層が剥離する事象が多発していました。Leicaもこの事象のことは認識していて、ちょっと前までは非公式ですが無期限サポート(その事象が起きたときはセンサーを無償交換する)を公言していました。しかしLeicaは昨年正式にセンサー無償交換を2017年8月15日受付分までとすると発表しました。
僕も「念のため」という気持ちでいたので、一度確認してもらおうと思っていたのですが、仕事が忙しすぎて結局期限までには銀座に行くことができず、その機を逸してしまいました。ただその時点では僕のM9-Pには目に見える形で症状が起こっていなかったので「僕のM9-Pは大丈夫な個体なんだろう」なんて能天気に考えていました。そしてその期限から3か月経って僕のM9-Pはこの病を発病しました。

時すでに遅し。「いや、それはお気の毒でしたね。いいですよ、特別にサービスで無償交換させてもらいます」なんて言ってもらえるんじゃないか・・・・そんな淡い期待もありましたが、勿論そんな都合の良いことは起こらず・・・・しっかり有償修理の説明を受けました。Leicaジャパン公式ホームページでは「お使いのカメラの機能を維持するために、98,604円(税込)のオーバーホール作業と併せてセンサーを交換させていただきます。」と記載がありますが、この「併せてセンサーを交換」の部分にも実費がかかります(つまり98,604円はオーバーホール料金のみで、センサー実費を含むものではないということらしい)。じゃあ一体いくらかかるのかといえば総額で12万4千円ほどかかるそうです。

修理するのかって? そりゃ勿論します。Leicaの店員さんにはM(Typ240)やM-P、Mモノクローム(Typ246)、M-Aへのアップグレードメニューも提示されましたが、既に僕にとってM9-Pは思い出深いカメラとなっているし、その写りもかなり気に入っています。今も、そしてこれから先も手放すつもりはありません。
センサー交換修理についてはいつになるか予想もつかない(無償交換の受注が多く部品の調達に時間がかかる)状況。まあ、それまではM9-Pで撮った写真はPSのスタンプツールで修正が必須となりますが、それもしょうがないな。冒頭のSONYタイマーの話ではないけれど、もう少し、あと半年早く症状が起きていれば・・・・と泣き言をいいたくなりますが、それが僕のM9-Pの定めだったのでしょう。
そういえばこの一件のあと、それまで何をやっても上手くいかない、立て続けに何かが失われていくことに対して抗いようのない流れ、言い換えれば漠然と感じていた不吉な靄のようなものが晴れたような、そんな感覚があることに気づかされました。これで最後、と厄払い出来たのでしょうか。そうならいいなぁ。

さて、これだけ思い入れのあるM9-Pですが、その座を脅かしかねない新しいカメラを実は年末手に入れました。仕事のストレスも大きかったし、本当に疲弊した1年間でしたが、何とかそれを乗り切った自分へのクリスマスプレゼントです。まだ使っていないので、そのカメラのお話は、また次回以降に・・・・。



# by photonine | 2018-01-21 17:55 | Monochrome | Comments(4)